2024.08.05地域包括支援学科

実習に向けての講話を行いました(ソーシャルワーク実習指導Ⅰ)(2024/7/8)

7月8日(月)の「ソーシャルワーク実習指導Ⅰ」にて、恵珠苑の川﨑 健先生に講師としてお越しいただき、夏季休暇中に実習(ソーシャルワーク実習Ⅰ)を予定している実習生(2年生)に向けて、実習の心得や実習生としての態度に関してお話をしていただきました。

実習に臨むにあたり、学生たちは自己理解に関するワークを通じて客観的に自分を見つめ直す機会となりました。

また、川﨑先生より、自分自身を知ることに加えて、利用者のことを理解することの重要性についても教えていただきました。

利用者の方のこれまでの生活歴や言葉の背景を理解し、信頼関係を丁寧に築く姿勢が求められると話されました。そのためには、実習生の基本姿勢として、挨拶、言葉遣い、返事、そして具体的な目標を持って、真摯に真剣に実習に取り組むことを大切にして、有意義な実習にして欲しいという激励の言葉もいただきました。

学生の感想

  • 自分の行動パターンを知るということで行ったテストでは、まさに自分のことを指す結果であると思った。どうしてそう思うのかという点も含めて自分のことについて深く知ることは、対人援助職であるソーシャルワーカーが様々な形でクライエントや職員と関わる上で大きな基盤となるため、大切であるということが分かった。
  • 利用者との関わりでは非言語の重要性が一番印象に残った。言葉が優しく、どんなに良くても非言語である自分の行動や表情によって相手への伝わり方は大きく変わってくることを知った。自分の日常生活でも人と接する時に『言葉では良く言っているが、態度が少し怖い』と思うことがある。自分の起こす1つ1つの行動が支援にあったものになるように気がけていきたい。また、第一印象は誰でもどんな時でもとても大切なものだと思うので、まずは明るく元気な挨拶と笑顔を忘れないようにしようと思う。
  • 職員の方々と関わる際も横の繋がりが大切になる。目の前にいる利用者との繋がりだけではなく、施設内外での多職種連携等を通しても私1人だけでは支援を行っていくことは出来ない。そのために挨拶?言葉遣い等の基本的なことは徹底して行い、職員の方々とも良好な関係を築いて行きたい。実習までに私は自己覚知を行って、自分と向き合い長所も短所も認めること、自分自身でもう一歩踏み込んで考える習慣を身につけたいと思う。自分と向き合い理解することで利用者の理解にも繋がると考えた。
  • 言葉の背景にあるものを見ることについては、高齢者に限らず利用者と関わる時は表向きの言動だけで判断するのではなくそうすることに至った理由を考えることが重要であると分かった。そのためには利用者の性格や生活暦などをワーカー自身が把握しておくことも大切であると気づく事ができた。
  • 実習記録ではもう一歩掘り下げることを知った。コミュニケーションを取るために、まず相手の表情の変化を見ることから着目していく等、目標を達成するためにどう行動するか等を考えながら掘り下げることの大切さを知った。感想文にならないように気を付けていきたいと感じた。