グローバルプロジェクト実践演習[1年次 後期]

 

姉妹校のアイヒシュテット?カトリック大学(ドイツ)をはじめ、スペイン、ブルガリア、ポーランド、スェーデン、2018年度からは山口大学も加わり、世界6ヶ国の大学の学生?教員100名余りがオンライン上で共同実施する授業です。

2019年度の授業内容

本学から5名が参加し、共通テーマである「教育」について国籍混成のグループに一人ずつ入り、それぞれ「現代の教師に求められる対応力」「保護者と学校の関係」などのトピックに取り組みました。

2020年1月28日に開催した成果発表会では、3年生1名と1年生4名が自分のグループでの取り組みについて、経過と結果を報告しました。プレゼンテーションに続く質疑応答も全て英語で行いました。

履修した学生の感想

  • グループ内で唯一の日本人だったので、自分が調べて発言しないと国際プロジェクトが進まないことが分かり、責任感を自覚し、必死で頑張る体験ができました。(1年生 Kさん)
  • 他の国の学生や教員の意見に対して、おかしいと思ったら勇気をもって質問したり反論したりすることで、その時は気まずい思いをしても、グループとして良い結果になることがあることを学びました。(3年生 Yさん)
  • 同じテーマやトピックでも、国や文化の違いにより状況も考え方も多様であることを実感できました。それらを比較考察することで、普遍的で大切なものが見えてくることが分かった。(1年生 Tさん)
  • 処理しなければならない英語量やスピードで、国際レベルに近づく体験ができました。世界の大学生の学び方が、主体的な活動に基づくものであることを知ることができました。(1年生 Nさん)

日本文化史[2年次 前期]

文化コミュニケーション学科には「日本文化専攻」があり、日本の古典文学や現代文学、日本文化史などを取り扱っています。「日本文化史」の授業では、海外から見た日本文化が理解できます。

履修した学生の感想

  • ザビエルやルイス?フロイスなどの宣教師と交流があった時代の西洋人から見た日本について学んでいます。宣教師の視点から日本を知ることができ、今まで当たり前のように思えた文化には外国からするとミステリアスに見えることがあることを知りました。
  • 海外から見た日本を深く学んでいきます。日本文化は海外とは異なるため、初めて日本に来た宣教師は、家や着るもの、日本の仏教に大変驚いています。海外と日本の異なる点をたくさん学んで新たな発見ができるので楽しいです。
  • 宣教師から見た長崎や日本人について詳しく知ることができました。また、16世紀のキリシタンや日本についても知ることができました。例えば、ヨーロッパ人宣教師にとっては日本の料理はあまり美味しくなかったそうです。

長崎とキリシタン文化[1年次 前期]

授業では長崎のキリシタン史を概観します。長崎は日本のキリシタンの中心地でした。26聖人の殉教事件も長崎の西坂で起こった出来事です。江戸時代の初期には町の中に13の教会がありました。皆さんがあっと驚くような長崎とキリシタン文化との関連性が学べます。

履修した学生の感想

  • 長崎に住んでいながら、長崎のことをよく知りませんでした。大学で長崎学を深く学び、住んでいる周りにいろんな歴史があることを知り、日本にとっての長崎がいかに重要であるかを知りました。
  • 授業を受けて長崎学を知りました。長崎に住んでいるのに知らないことがたくさんあり、高校で学んでいたキリスト教などについても、より深く学ぶことができました。授業を通して、もっとより深く長崎について学んでいきたいと思いました。
  • 長崎に生まれ育ちましたが、長崎のことについては知ろうともしませんでした。長崎の歴史について学ぶことができたので、これからも学びを深めていきたいです。

情報処理概論[1年次 前期]

コンピューターは、身の回りの様々なところに組み込まれ利用されています。パソコンやタブレット型端末、スマートフォンだけでなく、電子レンジや洗濯機などの家庭用電化製品、自動車や飛行機、信号機や高速道路の料金所、そしてコンビニやスーパー、銀行、電車やバスを利用するときなどでもコンピューターが利用されています。私たちの生活はコンピューター無しには考えられません。

授業では、コンピューターの種類や仕組み、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークの機能と仕組み、セキュリティなど、コンピューターや情報処理に関する様々な基礎知識を学びます。

履修した学生の感想

  • 授業は、ITパスポート試験の内容に基づいて学んでいきます。ITパスポート試験と聞くと、エンジニアがするようなプログラミングなどの技術を必要とするものだと思うかもしれません。実際に私も、内容に触れるまではそう思っていました。しかし、ITパスポート試験はそういったことを求めるものではなく、現代社会で働く上で必要不可欠なPCの知識を広く学んでいくというものでした。
    授業は基礎的なことから学び始めますが、試験範囲は広いので、講義だけでは全てをカバーできません。ITパスポート試験への入り口のような講義です。
  • インターネットが普及し、日常生活の中のあらゆる場面でコンピューターが使われています。私たちは、コンピューター無しでは生活していくことができません。講義では、コンピューターの種類や仕組み、ハードウェアやソフトウェアの仕組みなどについて学習します。コンピューターの知識が全くなくても、用語の意味から学ぶことができるので、安心して、楽しく授業が受けられます。
    インターネットを安易に使うと危険なことがあります。そのようなことを防ぐための豆知識のようなものも学べます。
  • 授業では、ITパスポート試験に必要な知識を学ぶことができます。数学やパソコンについての知識が全くない方でも心配ありません。テキストには細かい説明やイラスト、また、実践的な練習問題があり、解説もついています。授業の終わりには、小テストを行うので、その日の授業のおさらいをすることができます。
    私は、商業高校出身なので、高校時代はパソコンを使った授業を受けていましたが、当時よりもさらに専門的な知識を身に付けることができました。

コミュニケーション研究入門[1年次 後期]

「コミュニケーション」ということばを知らない人はいないでしょう。しかし「コミュニケーションとは何か」と問われた時、すぐに明確に説明することはなかなかできません。人間の「コミュニケーション」は正確には理解されていない行動です。

授業では、少数の人間が相互理解や意思疎通を目的として行う「言語および非言語メッセージ」のやり取りである「対人コミュニケーション」に焦点を当て、対人コミュニケーションの基本的考えとコミュニケーションの人間関係における役割を考えています。

履修した学生の感想

  • コミュニケーションという言葉が一般化している中で、この授業では改めて「コミュニケーションとは何か」を考え、グループディスカッションなどを通して楽しくコミュニケーションに「ついて」学習することができます。
    SNSの普及により、メールでのコミュニケーションが増えていますが、メールでは相手の表情が見えません。そのため自分の気持ちを相手に正確に伝えることができず、誤解を招くこともしばしばです。授業では、相手とよりよい関係を築くために、コミュニケーションの種類や意味を根本から学び、社会に出ていく上で必要な知識を身に付けることができます。
  • 私たちは「コミュニケーション」について分かっているようで、実は誤解していることが多いと思います。多くの人は、言語を通して相手と意識的に意思疎通していることを「コミュニケーション」と思っているでしょう。しかし、それだけがコミュニケーションではありません。私たちは行動の全てでコミュニケーションをしています。
    授業では、高校までには学ばなかった「コミュニケーション」の奥深さを学ぶことができ、とても興味深い内容の授業です。また、毎回のようにグループディスカッションが行われ、友達と意見交換ができる楽しい授業です。

英語文化入門[1年次 前期]

ある調査によれば現在、ネットワーク上で使われている言語の約80%は英語で、およそ地球上の40億人が英語を使っているそうです。

このような現代世界における英語の国際共通語としての重要性を踏まえ、この授業では英語の世界的な広がり、日本人が文化背景を異にする人々と英語でコミュニケーションする際に必要とする英語の歴史、言語としての英語の特徴、英語と日本語のコミュニケーションの違いを学んでいきます。

履修した学生の感想

  • グループディスカッションを通して自分の見方や考えが広がる:英語文化と日本語文化の違いを学び、今まで知らなかった知識を得ることができるとても楽しい授業です。また、毎回の授業で行われるグループディスカッションを通して自分の考えを広げることができるようになり、授業を受けてとても良かったと思っています。
  • 私の中での必修科目!:英語の歴史、言語としての英語と日本語の違い、英語コミュニケーションの特徴など英語と日本語の違いを学んでいきます。異文化を様々な角度から学び、理解することで、自分の学びが広がります。また、文化を学ぶ楽しさを知ることができるのもこの授業の良さです。
  • 英語コミュニケーションと日本語コミュニケーションの違いを学ぶ:日本語でのコミュニケーションと英語でのコミュニケーションの違いを日本文化と英語文化の基礎にある価値観や世界観の視点から学んで行きます。文化交流において最も必要とされる知識を得られ、私が大好きな授業です。

スペイン語演習A[3年次 前期]

文化コミュニケーション学科では、スペイン語が勉強できます。スペインの基礎の授業から演習まで3つのクラスがあり、卒業論文を書くための専門的なスペイン語を学習している学生もいます。

履修した学生の感想

  • スペイン語の授業を受けていたのでスペイン語演習の授業も取りましたが、先生が一つ一つわかりやすく教えてくださったのでつまずいたりすることはなかったです。同じ授業を取っているみんなと、楽しく授業を受けることができました。
  • スペイン語を学ぶだけでなく、スペインの街並みの映像や映画を見て文化に触れたり、美術館やキリシタン関連の場所を巡ったりと、スペインそのものを学ぶことができて、楽しく、とても勉強になります。
  • スペイン語の授業はいくつかありますが、すべて毎回小テストがあるので、スペイン語をしっかり学ぶことができます。一つ一つ丁寧に優しく教えてもらえるので、スペイン語が理解できます。課外授業では、スペイン絵画を見に行ったりしてスペインをさらに深く知ることができます。

異文化間コミュニケーション論[2年次 前期]

20世紀後半に起こった通信?交通手段の著しい発達と経済のグローバル化は、地球規模での「人」の交流をもたらしました。わが国においても、2018年12月末現在273万1093人の外国籍の人が生活しています。

この状況は日本人とは異なる文化背景の人々は必ずしも大都会ではなく、これまで直接外国人とあまり関わりのなかった地域で生活し、働いている事を意味しています。

現実は日常生活の中で文化背景が異なる?他者?と、どのようにコミュニケーションしていけば共存共生していけるかという問題を私たち一人一人に投げかけています。日本の現状を踏まえ、授業では文化背景を異にする人間同士が誤解を最小限にし、互いの理解と友好を最大限にするためにはどのようにコミュニケーションしていくべきかを考えていきます。

履修した学生の感想

  • 「日本人の当たり前と、外国人の当たり前は違う」を学ぶ:文化間での違いを多く知りました。当たり前に思っていることが、外国では理解されなかったり、世間知らずで常識がないと認識されてしまったり。そのようなことが起こるほど数多くある文化間の違いを学ぶことができます。
  • 異文化交流が増えてくるこれからの時代にとても役立つ内容:外国のことを勉強すると思っていましたが、意外と身近なことについて触れる、凄く興味深い授業でした。日本と他国のマナーや習慣の違いについてだけではなく、宗教に対する捉え方など幅広く学べます。授業内容は一見難しそうですが、90分間分かりやすく、楽しく学ぶことができるので、授業が終わる頃にはその日の内容がしっかり頭に入っています。異文化交流が増えている時代にとても役立つ内容を学ぶことができます。

気になる科目は シラバス検索で確認できます。